症状④ 加害恐怖
ぴーすけの代表的なOCD症状シリーズ最終回は、車運転での“加害恐怖”です。
強迫行為としては確認強迫の一種になるのですが、
症状がキツかったので別個にしました
運転中に段差で振動したり、人が脇にいる場所を通過したり、横断歩道を通過した際、
対向車のライトが一瞬でも眩しかったりした際に症状がでます。
間違いなく前を見て運転しているにもかかわらず、
“人をひいたかも”という不安が頭の中で一杯になってしまい確認せずにはいられなくなります。
僕の場合はバックミラーで確認すると、
“バックミラーで確認している最中に人をひいているかも”と悪循環になるので、
同じ道を走り直さないとダメでした。
走り直す際も、一瞬でも雑念が沸いたらダメというか、
自分の思った通りに走れないとやり直していました。
さらに、やり直せばやり直すほど焦ってしまいハマる悪循環・・・
こんな感じなので、普通に走って30分ぐらいの道でも2時間以上かかっていました。
体力的に厳しいのでとりあえず帰る決心をするのですが、不安な気持ちは消えないままなので、
家についても車に新しい傷ができていないかひたすら確認したり、
警察に電話して走ってきた道で事故が起きていないかを問い合わせようとしていました。
(警察への問い合わせは、さすがに異常だと妻に止められました。)
これらに対して、とにかく耐えて確認しない曝露反応妨害法を実施しました。
ただこれが中々良くならない。
日常生活の中で徐々に曝露していくしかないからでしょうか・・・
究極の曝露は人を実際にひくことになるけど、もちろんダメですからね!
11年経って結局症状は残っています。
ただ走り直しはほぼなくなって、バックミラーでのチラッと確認ぐらいです。
後、妻への“ひいてないよね?”確認の巻き込み。
というわけで、なんとか日常生活をレベルにはなりました。
が、極力運転しないようには避けちゃってます。
それでは。