社会人② 心療内科受診、 しかし・・・
社会人一年目で不調をきたし、
心療内科受診を決意したぴーすけ。
当時(2008年頃)は
”鬱は心の風邪“といった言葉が浸透し始めたり、
心療内科が周りにも増え始めたりしていて、
受診に抵抗はありませんでした。
むしろ状態が良くなるならば、
早く受診したいといった思いでした。
そんな感じなので、
入念な下調べとかはなく、
聞いたことがある心療内科で
初診予約が必要ないところに飛び入り受診。
クラシック音楽が流れる待合室。
まずは初診用の問診票を記入。
症状として、
・カギをかけたかがずっと気になってしまうこと
・仕事中も気になって、不安な気持ちが続くこと
を記入したと思います。
その後1時間ぐらい待ちました。
名前を呼ばれて診察室に入ると、
待っていたのは50代前半くらいの先生でした。
問診票に書かれた内容の詳しい状況を聞かれました。
そして、
との診断が。
強迫性障害??
当時知識のないぴーすけは、
こういった心の不調系は“鬱病”だと思っていたので、
聞きなれない病名にやや不安を感じました。
が、その後の先生の説明で、
・わかっているはずなのに不安な気持ちが強すぎて確認を繰り返してしまう病気であること。
・気持ちの安定に関わる脳内の神経伝達物質のセロトニンの数が少ないことで症状が出る可能性が高いこと。(セロトニン仮説)
・薬で有効に作用するセロトニンの量を増やすことで改善の可能性があること。
ということが分かり、
最後に「大丈夫、良くなりますよ」の一言で気持ちが軽くなったのを覚えています。
(セロトニン仮説についてはこちら
→セロトニン系の異常が強迫性障害の発症 … – 日本うつ病センター)
処方されたのはルボックスで、
少量から始まって150mgまで増えました。
投薬前はこんな感じでしたが↓
150mg飲む頃にはこんな感じになりました↓
なんとか仕事を休まずに継続することができるレベルにはなりました、
が、投薬だけで“完全に無くなる”訳では無いんですよね。(少なくともぴーすけの場合は)
微妙な状態で仕事を続けたせいか、
今度は強迫性障害の種類が増え始めました。
(2019年10月にブログで紹介した、②洗浄強迫、③溜め込み強迫、④加害恐怖 です。)
この辺は、囚われるようになった明確なきっかけは覚えていません。
ただただ不安に敏感になって、
普段の生活でふと浮かんだ不安が増幅されてこびりついた感じだと思います。
この辺を上手く主治医の先生に伝えるべきだったんでしょうが、
当初の仕事中に常に不安に囚われているような状況からは改善されたのもあって、
勝手にこんなもんかなぁと思いこんで、
その後の診療は「仕事中に不安に囚われることが減りました」「特に変わりありません」
の5〜10分診療になっていきました。
増薬や行動療法の詳細な説明は無し。
先生との相性や(基本受け身でお話を聞かれるスタイル)、
病院がそこまで強迫性障害を特に得意としている訳ではないことも一因だったかもしれません。
というわけで、仕事は続けられそうになったものの
生活の質としてはまだまだ改善の余地ありの状況で
一旦停滞します。
ここからさらなる改善を目指すきっかけとなったのは
娘の誕生でした。
それでは。