確認強迫 最近のひとまく
外出前に2階の窓の戸締りを確認しに行った時のこと・・・
以降繰り返し・・・
その様子を見た妻が一言
ドッキリであってほしいわ!!
(妻の例えが昭和丸出しですいません。
何のこっちゃっと言う方は“ドッキリ マンボ”あたりで検索してください。)
一応フォローしておくと、妻は病気の症状をからかっているわけではなくて
あえて強迫行為が中断されるような一言を掛けています。
僕はこの一言をきっかけに、不安と共に過ごす覚悟を決めることが多いです。
そしてそれが結局、不安が落ちつく一番の近道なんですよね。
(不安に“対抗”はしない。あくまで共に過ごす感覚。
不安を打ち消す訳ではないので当然苦しみは生じますが、
だんだん薄らいでいくんですよね。)
たまに僕が都合で受診できない際に、妻に代理で受診してもらっているのですが。
どうやら、その際に先生と色々と作戦会議をしているみたいです。
本人がいると話しにくいこともあるので、それもありだなと思いました。
注意点として、患者当人が”不安と共に過ごすのが一番の近道“ということを
感覚として理解できていないと、逆効果の可能性があります。
当人は“不安を打ち消すことが一番の近道”だと思っているので、
「人の気も知らずに邪魔しやがって。(強迫行為)やり直しだよ。」
と思われてしまいます。
家族(患者の周囲の方)の接し方についてはこちら↓が詳しいです。
STEP4.強迫性障害の治療 – JDC – Japan Depression Center
不安の薄らぎを体感するためには、やっぱり曝露反応妨害法がいいと思います。
曝露反応妨害法についてはこちら↓を参照ください。
強迫性障害 – 東京認知行動療法センター
「曝露反応妨害法をする気力なんてないよ・・・」という方は、
まずは焦らず、服薬して体を休めるところからだと思います。
というわけで、周りの人にとってはなかなかの腫れ物ですいません。
ただ、強迫性障害自体がもっと世の中に周知されて、
「あら、風邪なの。それで咳がひどいのね。お大事に。」
みたく、
「あら、強迫性障害なの。それで確認がひどいのね。お大事に。」
くらいに、
付かず離れずで見守って頂ける人が増えると嬉しいですね。
それでは。