強迫性障害改善編① 改善のきっかけ
心療内科での治療を受けて一旦は仕事が続けられるレベルにはなったものの、
症状の種類が増えていったぴーすけ。
当時は苦しさ・生活のしづらさを感じながらも、こんなものかなぁと半ば諦めていました。
その間に、ななちゃんと結婚しておりました。
そして、「このままじゃだめだ」と改善を志すきっかけになったのは第一子“はんな”の誕生でした。
産後のななちゃんとはんなが入院している部屋に言った時のことです。
娘が誕生のうれしさから「もちろん」と言いたかったのですが、ヤツが忍び寄ります。
そして抱っこするのですが、不安はついて回ります。
うれしさを噛みしめたいのに・・・
こんな時でも強迫性障害に囚われてしまう自分に嫌気がさします・・・
これだけに留まらず、娘が生まれた後これまでに増して除菌ティッシュの使用量が増えます。
以前は手を拭くだけだったのが、ひじの辺りまで拭くようになります。
娘を触る前はもちろんのこと、娘が触れそうなところを触る前には拭いてました。
また、娘とは関係なさそうな職場などでも除菌がエスカレートしていました。
自分が外で感染してしまったら、それが一緒に暮らす家族にも感染してしまうといった思考です。
ドアノブやエレベータ、トイレに行く前・後に過剰に手・腕を拭くようになりました。
このころに月の除菌ティッシュの使用量が万を超えるようになりました。
こういった洗浄強迫の悪化も辛かったのですが、
親になったのに娘に触れるのを躊躇してしまう、避けようとすることがなにより辛かった・・・
そして決心します。このままではだめだと・・・
子供が産まれたのきっかけに強迫性障害が発症・悪化したと言う体験談は幾つか聞いたことがあります。
守りたいものに対して過剰に防衛反応が働いてしまうのが強迫性障害なのかもしれません。
娘の誕生は、僕の一番守りたいものが「仕事がこなせる自分」から「家族」へと変わった瞬間でもありました。
次回、改善に向けて歩き出します。
それでは。